製品情報

特殊シャッター 防爆シャッター

機能/

  • 防爆

  • 電動

通常入ることのないガスが、何らかの異常により器具の中に入って引火・爆発をしても、器具を覆っているカバー内部での爆発にとどめ、他に誘爆を及ばさない。


防爆シャッターは、独立行政法人労働安全衛生総合研究所の工場電気設備防爆指針に沿って、シャッターの電装部品を防爆構造にしたものを言います。
当社のシャッター電装部品の防爆構造は、開閉機・制御盤・リミットスイッチ・スイッチ等は耐圧防爆構造(d)で、爆発等級は(2)、発火度は(G4)に対応するものです。
耐圧防爆構造(d)とは、通常入ることのないガスが、何らかの異常により器具の中に入って引火・爆発をしても、器具を覆っているカバー内部での爆発にとどめ、外部に誘爆を及ぼさないものを云います。
安全操作上、ガス、蒸気、粉塵などによる危険場所での電気設備は、電気設備技術基準、消防法、労働安全衛生規則により規制されています。

外形図

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爆型開閉機

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独立行政法人労働安全衛生総合研究所は、可燃性ガスまたは可燃性液体の蒸気が存在する場所に電気設備を
設置する場合は、電気設備からの爆発または火災を防止するため、次のように技術的な指針を定めています。
1.可燃ガスまたは、蒸気の種類を検討して爆発等級および発火度を決めている。
2.その場所の危険度を検討して0種場所、1種場所、2種場所の基準を決めている。
3.防爆構造の電気機器は防爆構造に適合し、その試験方法により防爆性能が確認されたものを使用する。

防爆型スイッチ・制御盤

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発火度の分類

発火点 発火点の範囲
G1 450℃をこえるもの
G2 300℃をこえ450℃以下
G3 200℃をこえ300℃以下
G4 135℃をこえ200℃以下
G5 100℃をこえ135℃以下

爆発等級の分類

爆発等級 スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmをこえるもの
2 0.4mmをこえ0.6mm以下
3 0.4mm以下

爆発性ガスの分類例

※網掛け箇所は弊社適応範囲

爆発等級
\発火度
G1 G2 G3 G4 G5
1 アセトン、アンモニア、エタン、一酸化炭素、酢酸エチル、トルエン、プロパン、ベンゼン、メタノール、メタン エタノール
酢酸イソペンチル
1ーブタノール
ブタン、無水酢酸
ガソリン
ヘキサン
アセトアルデヒド
エチルエーテル
2 石炭ガス エチレン
エチレンオキシド
3 水性ガス、水素 アセチレン 二硫化炭素

納まり図

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開口幅Ⓦ・高さⒽに対する納まり選択表(C-75型スラット)

開口幅Ⓦ・高さⒽに対する納まり選択表(C-100型スラット)

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ケース納まり寸法表

区分 A A1 B B Y T S R 適用開閉器
(イ) 550 550 700 260 400 ⓐ+130 ⓐ+210 200 B-15C
(0.40kw)
(ロ)
(ハ) 550 550 700 270 430 ⓐ+180 ⓐ+270 210 B-28B
(0.75kw)
(ニ)
(ホ) 550 550

700

265 450 ⓐ+130 ⓐ+210 205 B-15C
(0.40kw)
(へ)
(ト) 600 550 800 320 490 ⓐ+180 ⓐ+270 260 B-28B
(0.75kw)
(チ) 650 800 310 490 250

※Rは最大巻き半径を示す
※E-70B型・E-95B型スラットの納まりにつきましては、C-75型・C-100型と類似します。